
LEDは照明用途としては白熱灯などが真似の出来ない、数々の優れた特長を持っています。
まずは白熱灯や蛍光灯に比べて、高い発効効率と長寿命ということが大きな特長です。次に視認性が良好で屋内外を問わずに幅広く使え、身近な例では最近の交通信号機です。そして器具の小型化が容易で照明器具として自由な設計が可能になります。
また小電力でも点灯可能なため、省エネや環境への配慮にも貢献、さらに熱線や紫外線をほとんど含まず、調光・点滅が自在など、いくつもの長所が挙げられます。

LEDは、携帯電話やデジタルビデオカメラ、PDAなどの電子機器のバックライト、大型ディスプレイ、道路表示器などの表示用を中心として普及しています。また最近、地方自治体での積極的な導入が行われている交通信号灯を始めとして、今後、自動車用ランプ、一般照明用光源として普及していくことが期待されています。

演色性とは照明器具によりものの色の見え方の一致の程度を表す指数です。
CIE(国際照明委員会)とJIS(日本興業規格)が定めた基準光(最高値Ra100)となる自然光と白熱球との色の見え方のズレを数値にして評価したものです。
一般的に平均演色評価数(Ra)として用いられます。光源の特性を定量的に評価し、LEDなどの照明用光源を客観的に選択するための極めて重要な判断要素の一つです。高演色であることは物の本来の色を正しい色として見えるだけではなく、Ra60とRa85の同じ照度(Lx)を持ったランプを比較すると(明るさ感)が約1.4倍程度明るさの違いを感じるというデータもあります。
例えば店舗で製品照明に高演色性のLEDを使用した場合、本来の製品の持つ色に近い色でお客様の目に映ります。よりきれいに見える状況となりシズル感が演出されて商品購入誘導につながります。マーチャンダイジングやデザインにかかわる人たちにとっては大変重要なことです。
また工場や製品の生産現場において完成品の検査などの見た目チェックの必要な場面には大いに役立つ特性です。様々な照明器具の用途に応じて適正な色温度(k:ケルビン)の光源を用いることも重要です。同じRa数値を持ったLED光源でも色温度によて物の見え方が大きく変わってきます。